個展が終わって

 

 やっと個展が終わった。いや、終わったのは、先月の18日だったけれど、色々と雑務(大してないと言えばないんだけどさ)やら、整理やらに終われていて、やっと一息ついたという感じ。
  芝居と造形(絵も含めて)って、同じ創作活動なんだけど、結構違う所があって面白い。芝居の方は、本番がすべて、稽古でいかによくできていても、本番がダメなら、アウツ。でも、個展の場合、とにかく、本番(搬入も含めた個展の会期)が始まってしまえば、もう作った側は、必要ないといってもいい。本番までが大切なのだ。芝居の場合は、役者がいなければ始まらないし、芝居事体も生では残らない。でも、個展の場合は、終わっても後に作品が残る。まあ、色々と違う。芝居の場合は、言葉がすごく重要だけど、個展の場合、言葉になりきらなかった部分が重要。お客さんが個人でそれぞれに解釈してくれるという部分では同じだけれども、それでも、お客さんの在り方も違う。芝居の場合は、ある時間、お客さんを拘束するという時間の問題もあるけれど、個展の場合は、お客さんが時間を決める。

 まあ、まだ列挙すれば、違いっていっぱいある。でも、それが面白い。だから両方やっていられるし、やりたくなってしまうところである。私にとっては、今の所は、どちらが欠けても、バランスが崩れてしまうような気がする。

 で、芝居とは関係ないけれども、個展のムービーを作ってみたんで、興味のある方はアクセスしてみてくだされ。

 ねこ目堂 ギャラリー 個展ムービーへどうぞ。

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